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我々が記録した愛知県防災航空隊の活動(主に訓練)を写真で紹介しています。

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平成26年10月28日 知多市・隊員投入訓練/夜間離着陸訓練 その1  

投稿者:進藤(ADPC SUPPORTERS)


平成26年夏以降の訓練第2弾は、平成26年10月28日に新舞子マリンパークで行われた、知多市・隊員投入訓練/夜間離着陸訓練をお届けします。
今回の記事は細かな部分にも触れていきますので、記事を3つに分割します。最後までお付き合いくださいませ。


261028知多01

今回の会場である新舞子マリンパークは、港湾の環境整備を図るために名古屋港南5区埋立地(愛知県知多市)の一部を整備し、平成26年4月にオープンした人工島の公園です。夏には多くの海水浴客らが訪れる公園であり、平成22年6月には第4回緊急消防援助隊全国合同訓練の場外離着陸場にも使用された場所です。写真奥に見える丘に航空指揮所が設置されていたので、記憶にある航空隊OBさんも多いのではないでしょうか。


261028知多02

場外離着陸場の北東側に現場指揮本部を設置。
会場へ向かう防災ヘリわかしゃちに現場の気象状況等を送信していきます。

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15:25わかしゃち着陸。レフト側ドアから身を乗り出し安全確認を行うのはHRT隊長。

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整列する知多市消防本部の隊員と防災航空隊員(左翼2列)
責任者からの示達等を受けます。


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訓練開始前に、投入される地元隊員の「スタイルチェック」を行います。
ヘルメットやゴーグル、ハーネス等の着装状況を確認していきます。地上の消防隊員は通常胸に階級章をつけていますが、ヘリに乗る際は取り外します。上空で外れた際にエンジンへ吸い込む等のおそれがあるからです。また、ポケットは閉まっているか、落下するおそれのあるものを身につけていないかを点検していきます。
点検を行うのはSUK隊員とKWI隊員。



"隊員投入訓練とは"

さて、今回行われる「隊員投入」とは何でしょうか。
山岳救助現場などにおいては、地元消防本部の隊員を現場に効果的に送り込むため、防災ヘリに当該隊員を搭乗させて現場に降下させる方式がとられる場合がありますが、地元隊員を単独で降下させるわけにはいきません。そのため防災航空隊員が地元消防隊員とともに降下し、地元隊員を現場に送り込む、これが「隊員投入」と呼ばれるものです。
防災航空隊員は地元消防隊員を安全に降下させること、地元消防隊員は安全に降下した後に現場で活動をすることがまずもっての目的です。



"実機シミュレーション訓練の実施"

投入される地元消防隊員も、年間に何度も実機からの降下訓練を行っているわけではありません。そのため、まずは地上に駐機した機体を用いてのシミュレーション訓練が行われます。
防災航空隊員以外の方々は、上空の機内でどのようなやり取りが行われているか、降下時にどのような注意をしながら行っているかを目にする機会はほとんどないといってもよいでしょう。防災ヘリに興味がある方でもなかなか知らない世界ではないでしょうか。きょうはその一部を掲載します。上空の機内でどのようなやり取りがあり、動作にどのような意味があるのかご覧ください。


メンバー OP:KWI隊員 L:HRT隊長 R:MTU副隊長 説明:SUK隊員

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「集まれ」 
右手を右側頭上でクルクル回すのが集まれのサイン。エンジンがかかっているヘリは音が大きく隊員間の会話も聞こえづらくなります。そのため様々なハンドサインが用いられます。
搭乗する隊員が機体3時方向に整列しました。


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機長から搭乗OKのサインが出ました。まずはOPが機体へ近づき、点検を行います。


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OP「機外突起物確認」・・・「突起物なし」

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「機内飛散物確認」・・・「機内飛散物なし」 「ドアオープン」
ライト側スライドドアが開かれます。


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ドアオープンが完了し、OPが搭乗する隊員に搭乗のサインを送ります。


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実際はローターが頭上で回っているので、姿勢を低くして乗り込みます。機内に乗り込むとそれぞれの隊員がカラビナとスリングを用いて、落下防止のための「自己確保」を設定します。
隊員が搭乗する間にOPは機体下の確認を行い、その後自己確保を設定し搭乗します。

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OPが「目で点検しろ」のサインを送ります。それぞれの隊員が自己確保が正しく設定されているか二重に点検します。

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「R、隊員投入、機内準備」
スリングやヘッドセット(インカム)などを準備します。


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「機内準備完了、ヘリテイクオフ願います」

OPが機長に機内の準備が完了した旨を伝えます。実際ですと機長がこれを聞いて地上誘導員に離陸の合図を送り、ヘリが離陸していきます。


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「テールクリア、上空クリア、ヘリアップ」
OPが後部や上空の安全確認を行います。写真では機体下を覗き込んでいますが、これはヘリが離陸した瞬間に機体下部に異常がないか確認しているものです。
「スキッド離れた」「テールクリア、前方クリア、ヘリ離脱」「ドアクローズ」
安全が確認され、無事に離陸したらドアが閉められます。(このシミュレーション訓練では開けたまま)


現場上空に到着したという想定で訓練が進みます。
「それでは訓練のブリーフィングを実施します。R2名による消防隊2名の投入を実施していきます・・・」
活動前には必ずブリーフィングを行い、隊員間の意思疎通を図ります。ここで降下ポイントの確認なども行われます。


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機長と進入方向の確認を行います。航空隊員が自身の腕時計に装着されたコンパスを見て、機長が宣言した進入方向を確認しています。ここでは北東から進入という想定です。
「北東進入了解!高度にあっては100フィート、距離読みは直上までオペにて実施。それでは進入願います!」

いよいよ進入。ダウンウィンドに入りました。
「ダウンウィンド了解。機内飛散物確認。」
ドアをオープンする前に機内に飛散物がないか確認します。
「機内飛散物なし、R、ジャック付け替え、消防隊、ヘッドセット取り外し。ホイストパワーON願います」

愛知県防災航空隊では可搬式の補助バッテリーを保有しているため、エンジン停止時であってもそのバッテリーを接続することによりホイストを使用することが可能です。

261028知多54

これがそのバッテリー。エンジン始動時にも使用します。
東日本大震災派遣時にも活躍した資機材です。


261028知多53

導入前はこのようにスリングを使って訓練していました。

さて続きに戻りましょう。


ホイストやRの無線チェックも終了し、いよいよファイナルです。
機長からドアオープンの許可がでました。スライドドアをオープンします。
OPがスキッドに足をかけて身を乗り出し、機外の安全確認等を行います。


「オープン完了。テールクリア、前方クリア、オンコース、目標まで100!ホイストダウン!」

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ホイストを伸ばし、R及び投入隊員のカラビナをホイストのフックにかけていきます。
その間にもOPは目標までの距離読みを実施します。
目標地点がヘリ直下になるため、進入のある点を越えるとパイロットからは目標が死角に入り目視できなくなります。そのためOPの距離読みがヘリを目標直上に停止させるために重要となるのです。

「50・・・・・・・30・・・・・20・・・10・・5・・3・2・1・ストーーーップ!!」
「テール、ライトクリア!機長この位置ホールド!」
機長「ホバリングよし!」

目標(降下地点)上空でのホバリングが完了しました。隊員の降下を開始します。

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「R、消防隊、自確切る!」
R及び投入隊員の自己確保が解かれました。
「R機外出す」

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ホイストを巻き上げ、R及び投入隊員を機外に引き出します。

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安全な降下を行うには、投入される隊員は4つの「S」を守る必要があります。

①スリングを握る:スリングをしっかり握り、上体を起こすようにします。

②ステップに乗らない:機外へ出る際にステップに足をかけると、隙間に足を挟む等の危険があります。

③姿勢:一本の棒のようになります。足を前に出したりすると、ダウンウォッシュの影響を受けてしまいます。

④しっかりとした着地:着地の際は足を前後に広げ、ショックを吸収します。

隊員によって説明の仕方に違いはありますが、この「4つのS」は15期生のISI副隊長の説明にありました。


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この写真は以前行われた隊員投入訓練のもの。
投入隊員が足を前に出すような姿勢になっています。
これだと出した足にダウンウォッシュがあたり、回転等してしまう原因となります。



さて、Rと投入隊員は降下を続けていきます。
ホイスト降下時のヘリの高度は基本100フィート、約30メートルです。


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R「ファイブ!・・・スリー、停止!」
地上3メートルでいったんホイストを停止します。

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降下する場所に異常がないか確認します。ホイスト操作は機上のOPがリモコンで操作しているため、Rは大きな動作で「ホイスト停止」の合図を送るとともに、無線でその旨を伝えます。(無線は声を出すと自動で送信が開始される機構(いわゆるVOX機能)であるため、Rは無線を操作する必要がありません)
安全が確認できたら降下を再開します。

「オッケー!ダウン!」 「ツー・・・ワン・・・着地!」

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無事に着地しました。
Rはホイスト停止の合図を送り、ホイストが停止したらカラビナを取り外します。
このとき投入隊員は低い姿勢で待機しています。


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「オッケー!アップ!」
カラビナの取り外しが完了しました。Rはホイストアップの合図を送ります。
ホイストがRの手元から離れたら、Rと投入隊員は3時方向に離脱していきます。



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ホイストを巻き上げ、もう1名の隊員を投入します。
手順は先ほどと同じです。


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2名の隊員の投入が終わると、ホイストを収納し、ヘリは離脱していきます。


"重力に逆らって浮くということ"

いかがでしたでしょうか。
実際にはもっと多くの言葉が使われ、確認動作が行われています。
地上からヘリを眺めていると、「おお、降りてきたー」くらいの感想しか持たないものですが、こうして上空のヘリ機内で何が行われているのか、降下隊員がどのような注意を払っているのかを知ると、今までとはまた違った視点でヘリからの降下を見ることができるのではないでしょうか。

ご存知のとおり、ヘリは重力に逆らって空を飛ぶ乗り物です。そして地上30メートルで機外に身を乗り出し作業をし、ワイヤー1本で降下していく。たいへんな危険が伴う作業であることに間違いありません。
しかし危険だからといって行わないわけにはいきません。「危険な作業を安全に行う」ことが求められるのです。そのために様々な確認を行い、小さなルールも確実に守り、事故のないよう作業を実施していくのです。
スタイルチェックの際に数センチしかない階級章にまで気を遣っていましたよね。空を飛んで救助活動を行うということは、それだけ気を遣わないと安全に事を遂行できない世界なのです。

そしてこのような活動を安全に遂行するためには、日頃からの訓練が必要不可欠です。
ヘリは大きな音がしますから、訓練会場付近から騒音苦情が寄せられることもあります。また、公園等を封鎖して訓練を行うので、利用者等には不便をかけることとなってしまいます。
しかしそれが何のために行われているのか???すべてはいざというときに大切な命を救うためです。
県民の皆様の防災ヘリに関する理解が少しでも深まるよう、この記事を発信しています。


隊員投入シミュレーション編はここまでです。
次回は実際の投入の様子を見ていきましょう!

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category: 平成26年度(2014)の訓練

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平成26年8月31日 平成26年度愛知県・碧南市津波地震防災訓練  

投稿者:進藤(ADPC SUPPORTERS)

ご無沙汰しております。井手之上同様、私もこのワードから始まるエントリーばかりで申し訳ございません。
そしてあけましておめでとうございます。月末になってこの挨拶もどうかとは思いますが。。。

さて、私の投稿は昨年夏の離島対策訓練からストップしております。
撮影には出向くのですが、画像の用意や投稿がなかなか進みませんでした。
今更感も否めませんが、昨年夏以降に撮影した4件の訓練について本日から順次UPして参ります。
私の投稿する画像についてはいずれも映像からのキャプチャーです。
16:9の画像を投稿用に4:3にしていますので、構図がおかしなものもありますがご了承ください。

まず1件目は、平成26年8月31日実施の「平成26年度愛知県・碧南市津波地震防災訓練」です。
毎年行われる県と県内市町村(輪番)合同の総合防災訓練ですが、東日本大震災以降、津波対策に係る訓練も行われるようになりました。
今回の訓練は衣浦海底トンネルのすぐ東側にある「玉津浦グランド」をメイン会場に、碧南市内のいくつかの会場で訓練が同時進行されました。



1 水難救助(大浜漁港西側)

まず最初の航空関係訓練は航空自衛隊。
小牧基地救難教育隊のUH-60Jが水難救助を行います。
場所はちょうど碧南消防署の裏手です。


260831hekinan (1)

ホイストで舟艇を海面に降ろします。
このUH-60は強力なエンジンを搭載している分、ダウンウォッシュも相当なものになります。
我々は数十メートル離れた岸壁から撮影していますが、多量の水しぶきが降りかかりました。


260831hekinan (2)

舟艇を海に降ろすと同時に救難員がエントリー。舟艇からホイストを切り離した後、海面で舟艇を組み立て津波被災者の救助に向かいます。

ちなみにこの日の訓練空域の統制は、同じく小牧のU-125が行っています。
東日本大震災で各救助機関の航空機で空域が混雑したため、このように統制機を設定し、空域統制を行いながら訓練を進行する形式が震災以降とられています。(会場のフライトサービスは愛知防災で担当)



2 高所建物救助(トヨタ寮屋上)

次はメイン会場南側にあるトヨタ自動車の寮の屋上からの救助訓練。
まず愛知県警航空隊のアグスタA109(JA6922あかつき)が会場北側から進入。


260831hekinan (3)

以前はアグスタ機での救助はあまり見かけることがありませんでしたが、近年はちょくちょく目にします。

260831hekinan (4)

県警機動隊の広域緊急援助隊員がホイスト降下。SVを用いて救助を行います。

260831hekinan (5)

続いて愛知県防災航空隊(JA6792わかしゃち)の登場。
風などの影響で、県警航空隊とは反対の南側からの進入です。


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県警ヘリと同様にSVでの救助を実施。降下する隊員はMTU副隊長、要救助者役はKJI副隊長です。


3 水難救助(大浜漁港)

メイン会場と道路を挟んだ北側の大浜漁港では水難救助が行われます。

260831hekinan (7)

愛知県警のBK117(JA6781あさやけ1)が会場北側から進入。
漁港の奥側、高圧鉄塔の左下に見えるのは碧南消防署のタワー。(望楼?)


260831hekinan (8)

隊員がスライド降下。近くには高圧電線も存在しています。
左下海面には要救助者役の警察官が確認できます。


260831hekinan (9)

SV使用で無事に救助。
BKは機体が小さく開口部も狭いので、OPがスキッド上で作業をする必要がありますね。
この地方では岐阜防災や福井防災もBK117を使用していますが、BSの機内引き入れなどは見ていてたいへんそうです。


260831hekinan (10)

次の愛知県防災航空隊の水難救助は、要救助者役に人形(ランディー)を使用するため、衣浦東部消防の消防艇が人形を設置します。

260831hekinan (11)

愛知防災わかしゃちが南側から進入します。
OPのKWI隊員と目が合います。。。
R:HDK隊員、L:YUR副隊長、P:FJT機長だったかな???


260831hekinan (13)

要救助者役が生体の場合に比べ、重さがない人形はダウンウォッシュでどんどん遠ざかってしまうこともあるようで。

260831hekinan (14)

要救助者と接触。SVを設定します。
後ろの岸壁では、ヘリのダウンウォッシュにより台風時のような波が立ち、係留されている船も大きく揺れています。

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無事に救助しました。


4 救急搬送(メイン会場)

最後はメイン会場からの傷病者搬送。
実際はこれ以外にも航空機による訓練はいくつか行われていますが、会場が遠いので撮影できていません。


260831hekinan (16)

陸上自衛隊のUH-1(41848)がメイン会場場外に着陸。
手前で規制を行うのは愛知県警備業協会の災害協力支援隊員。
県内の警備会社に所属する警備員が災害派遣要員として指定されており、大災害時に被災地での警戒活動や交通誘導を行うための部隊です。


260831hekinan (18)

陸上自衛隊の1トン半救急車で搬送された傷病者が、自衛隊員と地元消防の救急隊員との協力により、ヘリに搬送されます。大災害時は異なる組織どうしの連携が重要ですね。

260831hekinan (17)

この画像のみどころは、左手の防災航空隊隊員。
会場地面に設置されたビニルひもがヘリのダウンウォッシュで飛散しそうになっているのを足で踏み、飛散を防止しているのです。たかがひも1本と思われるかもしれませんが、このひもがヘリのローターに触れたり、エンジンに吸い込まれたりすれば、大事故に繋がるおそれがあります。こういった小さな部分にまで気を遣わないと航空機の安全運行は成し得ないのです。


260831hekinan (19)

傷病者をヘリに収容。UH-1での救急搬送は担架をそのまま機内に載せる形です。
この後、岡崎市民病院まで傷病者を搬送しました。




さいごに・・・

以前からこのような総合防災訓練は行われてはいましたが、東日本大震災以降はやはり「津波」がクローズアップされるようになりました。津波で浸水した地域の建物からの救助は航空機に頼らざるを得ません。愛知県防災航空隊も東日本大震災の発災翌日から現地で救助活動を行い、3日間で64名を救助しています。
この記事内でも先ほど触れましたが、救助ヘリが入り乱れる空域では、それらを統制して効果的な運用を行う必要があることも先の震災で得た教訓ですし、国内の様々な救助機関が連携をとり救助活動を行うことが求められていることはいうまでもないでしょう。
それも普段からの訓練があってこそ可能となるものです。航空機を運行するにはどうしても騒音も発生しますし、会場付の立ち入り規制など、付近住民にとっては迷惑な事象も発生するのは事実です。しかしこれを行わなければいざというときに救助活動を行うことはできません。
この記事をご覧になった方々の防災航空機への理解が少しでも高まれば幸いです。(消防関係者や既に理解の深い方々くらいしかここにはいらっしゃらないような気もしますけど(ノ∀`)タハー)

なお、この訓練の前日から、歴史ある防災航空隊支援組織である福島県消防防災航空隊支援会のKNM氏が愛知県にいらっしゃり、この訓練その他諸々を視察。この訓練の前日には、我々ADPCサポーターズとKNM氏、そして福島防災「ふくしま」の元機長で、現在は愛知防災「わかしゃち」の機長であるFJT機長と意見交換会も行われました。
KNMさん、遠方からお越しいただきありがとうございました。

category: 平成26年度(2014)の訓練

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北九州市消防航空隊  

投稿者:井手之上(ADPC SUPPORTERS)

北九州市消防航空隊「きたきゅう」JA10KC AS365N3
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2013年2月に北九州空港で撮影。ロングノーズのドーファンは真横から撮影するとスタイルの良さが強調され、発色の良い赤色に青と緑のポイントストライプがお気に入りです。青色の部分には“Kitakyushu City Fire and Disaster Management Department”と表記される他、テールブームからフェネストロンにかかる赤いラインも細かなポイントで、見てて飽きないデザインですね。防災ヘリはともかく、消防ヘリは赤の発色の良さが決め手だと思います。

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2010年6月には愛知県知多市で実施された「第四回緊急消防援助隊全国合同訓練」にも遠方から参加飛来。現地での隊員さんの動作や飛行はとても印象的であり、撮影する側としては惚れ込む消防航空隊のひとつです。緊急消防援助隊全国訓練は五年ごとに実施されますから、実施されるであろう今年(2015年)も同訓練で撮影できるでしょうか。

category: 全国の消防・防災航空隊

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平成27年 西尾市消防出初式  

投稿者:井手之上(ADPC SUPPORTERS)

今日は西尾市の消防出初式に行ってきました。
本来は家族と別の場所でゆっくり過ごす予定をしていましたが、子供にヘリコプターを見せてあげようかなぁ~という思いから、チラ見程度に出向いてみました。西尾市をチョイスした理由は、わかしゃちが飛来する出初式において自宅から最も近い場所だから。今朝は小雨が振る中での自宅出発となりましたが、開式前までに雨も止み、わかしゃちも予定通りに飛来してくれました♪

陽射しを受ければ暖かいものの、じっと立っていると寒いですね。式典開始は10:00からですが、わかしゃちの飛来予定は10:25頃とのこと。それまでの間、長男は動きの少ない式典は耐え難いモノがあるらしく(まぁ想定内ですが)、体調のことも考えて会場を離れ、乗用車の車中でわかしゃちの飛来を待つことに。まぁ、彼の言い分としては「着陸しないならいいや」とのことで、終いには車中でYouTubeを見始める始末。やれやれ。

個人的な思いはともかく(笑)わかしゃちは予定よりも早めに到着したようで、しばらく上空で待機。その間、私は車外で上空待機するわかしゃちを眺め、その飛行音を聞いて一人でワクワクしていました♪(←長男からは理解されないのが悲しい)さて、会場指揮者からの合図で上空からの「祝辞」広報を実施します。

今日、機上から広報担当隊員さん。音声の通りが良く、とても聞き取りやすかったですよ!
せっかくですので広報内容を載せてしまいましょう!

 ※広報メッセージ内容(句読点を意識して読んでみて下さい)
 こちらは、愛知県、防災航空隊です。
 西尾市の、皆様、新年、あけまして、おめでとうございます。
 平成、27年、西尾市、消防出初式が、盛大に、挙行されますことを、心から、お喜び、申し上げます。
 消防関係者の、皆様には、これからも、〇〇に、ご活躍を、期待するとともに、
 西尾市の、益々の、ご発展と、無災害を、祈念し、
 愛知県、防災航空隊からの、メッセージと、させていただきます。

句読点の位置は文法上の誤りではなく、上空から地上へ音声を伝える際に対象者が音声を聞き取れるように考えられた独特の読み上げ方(文章の区切り方)です。ちなみ全体で約1分10秒ほどのタイムで読み上げています。

広報を行う際、機体の位置も重要です。近すぎると機体の音で音声がかき消されてしまいますし、遠すぎると対象に届かず、実際の救助現場では要救助者との意思疎通ができなくなる可能性も考えられます。操縦士は高度や風向きといった条件を考慮して広報位置(距離)を決めているようです。また「わかしゃち」に取り付けられたスピーカーは小型ながらも性能が良く、向きは実際の救助活動に応じた位置になっています(添付写真参照)。

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休日の朝になると小型機(中日本さんのセスナ機?)から「きょうわえきまえ、ほうせきの、はっしん…」という広告をよく耳にしたものですが、最近はあまり聞きませんね。

掲載したわかしゃちの写真は今日の西尾市消防出初式で撮影したものです。上記の条件から待機していた場所が悪く(苦笑)、がんばって撮影したところで「西尾市での出初式」らしさが得られない結果となってしまいました。というよりも本来であればボツな写真ですが、今回はこうして別の使い道もあったので掲載しました(笑)写真からの状況を察するに操縦士さんはTNIさんかな?ヘルメットの形からFJTさんじゃないですね。

レポートの所々、出初式とは関係のないお話になってしまいましたが、今回の教訓としては「撮影を主とした訓練は私、ひとりの方が行動しやすい」「もう、これからは一人で行くっ!」ということを痛感しました(←冗談ですよ、冗談)また、同行した相方が発見したのですが、会場周辺に建つ家の大きさに驚いていました。というか、そんなところに意識が向く相方に私は驚きましたがね(笑)

と、以上が西尾市の出初式レポートでした。

category: 平成26年度(2014)の訓練

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愛知県防災航空隊歴代メンバー  

投稿者:井手之上(ADPC SUPPORTERS)

太文字は追記

課長補佐
AOK TKD KWG ITO

事務職員
FJM

操縦士
FJT NKM HAY TAB IWA KIT YSD MKI KOI TNI

整備士
SMO KMI FJN MTU SBY KIM KNZ MOR KWA

運行管理
KUR SIT

隊長
10 KOU(H18.4-H21.3)
13 NKW(H21.4-H23.3)
15 KOS(H23.4-H25.3)
17 HRT(H25.4-

副隊長/隊員(#Paramedic)
11 MYC NKN SUZ MYT(H19)
12 SIM# ITO OGU(H20)
13 KAT# MTU FJI ASI KON(H21)
14 TZK# OKI NTM FKS(H22)
15 MZN# KMA ISI(H23)
16 MTU# MED KJI YUR(H24)
17 HRD# KWI OKM UEM(H25)
18 TYM# HDK SUK(H26)

category: 我々とADPC

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平成27年 尾三消防組合消防出初式  

投稿者:井手之上(ADPC SUPPORTERS)

今日は尾三消防組合(本部)の出初式に行ってきました。
尾三(びさん)とは自治体名ではなく、管轄の日進市・東郷町(尾張地区)、みよし市(三河地区)から由来する合成地名です。個人的によく耳にする“おっさん”消防ではありませんのでお間違いなく。

会場である消防本部では駐車場に消防職員が配置され、丁寧に車両誘導を実施。また朝から元気に挨拶をしていただけると気持ちいい気分になりますね。式典は関係者が主体のようで物好きな一般市民は私だけのようでした(笑)

式典の内容は巡閲や祝辞、万歳三唱といった感じで淡々と進められ、最後に一斉放水を行う以外、消防演習的なプログラムはナシという、まさに関係者向け式典でした。そのストイックなプログラムにおいて、愛知県防災ヘリコプター「わかしゃち」は上空から祝辞を読み上げ、一斉放水時には上空で華を添えるという大役を果たしたのでした。

 ▼強風の中、安定したホバリングで祝辞を読み上げる「わかしゃち」
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 ▼風速は7m/sとのこと。一度、現場を離れて一分圏内で上空待機する。操縦は誰かな?
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 ▼式典の最後に華を添える「わかしゃち」 地元の園児たちがヘリの飛来に喜んでましたよ♪
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最後に。
陽に当たっていると暖かいのですが、風が吹くと寒さが身に凍みますますねぇ。ちなみに気温は5℃でした。明日から県内では出初式ラッシュとなります。どうぞ暖かい格好でお出かけ下さい。ちなみに私は家族と過ごすので、出初式撮影はいったんお休みします。

category: 平成26年度(2014)の訓練

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平成27年 大府市消防出初式  

投稿者:井手之上(ADPC SUPPORTERS)

天候に恵まれた昨日、本年の初撮影として大府市の消防出初式に行ってきました。大府市では例年、上空から祝賀広報を実施した後に、機上からメッセージ入りの筒を投下します。ちなみに数年前はホイストを用いた、体育館からの救助訓練を行っており、大府市から派遣されたNKN隊員(当時)がR1として地元で大活躍していました。

会場を見渡すと北側の運動場には着陸帯(マルH)のようなものが中央に描かれ、吹流しも設置されていました。会場で元航空隊員(11期)のNKN隊員にお会いしたので、今回の計画を伺ってみたところ「メッセージの投下」とのこと。運動場の中央が投下物の着地ポイントのようです。また、NKN隊員が運動場の警備担当である係員に指示を出していたのがとても印象的でした。現場に元航空隊員がいると心強いですね。

名古屋飛行場から飛来してきた「わかしゃち」はしばらく上空待機していましたが、徐々に高度を落とし、ファイナル進入。機上ではどのようなやりとりが行われたのでしょうか…メッセージは投下、着地しました。航空機から投下を担ったOPさんは何度もシミュレーションを行ったことでしょう。投下に際して、高度は約100フィートぐらいでしょうか?写真では投下直前の姿を捉えておりますが、隊員さんの持っているものがメッセージが封入された筒。華やかな飾りつけがなされ、ロケットのように羽も付いています。ちなみにこの投下筒を作成するのは整備士さんだそうで、話を聞いて納得したのと、陰の立役者は整備士さんですね!

写真から推測するにあたり、投下ポイントへ狙い定めているのはUEM隊員のように見えますが…赤ヘルに防護グラス姿はMTU救命士なのと、機内補助はどなたかな?操縦士はFJTさんですね!

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本年のスタートを切るにあたり、おめでたく、良い撮影となりました。
また別の見方をするのならば、三年目の隊員(16期)と隊長の卒隊まで、残りは3ヶ月ということでもあります。残り少なくなった任期の任務遂行と、我々もその姿を追うために気合を入れましょうかね。

さて、わかしゃちが会場を離れた直後に紫色のFDAさんが会場上空を東方向へ飛行していきましたが、飛行場にはどちらが早く到着したのかな~?

追伸。
表題が「平成26年 大府市消防出初式」となっていましたが、平成27年の誤りでした。(1/9修正)

category: 平成26年度(2014)の訓練

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あけましておめでとうございます。  

投稿者:井手之上(ADPC SUPPORTERS)

本年もADPC SUPPORTERSをよろしくお願いいたします。

――常に自身の行動を疑う
本年は昨年よりも撮影活動に対する安全意識を高め、常に「安全な活動を今後も継続するためには何が最良の行動であるか」という方針で進めてまいります。これは物事を常に広い視野で捉え、頭で考えるといった「自律的」な行動が伴うことにより、初めて“サポート活動が成り立つ”ものと考えるからです。また、我々の態度や行動を関係者から適時聴き取りを行い、再考することでサポート活動をより安全精度の高いものとし、先方とのより良い関係を築いてまいります。

――本年最初の「わかしゃち」撮影
とある消防本部の消防出初式を予定しております。当日は天気も良さそうですし、地上から新春の空を舞う、わかしゃちの姿を撮影できると思うといまから楽しみです。

――業務連絡
I様。はじめまして☆
夜分につき、こちらにて失礼致します。
例のフォトブックのご用件を承りました。明朝、ご返事させていただきます。

地元での勇姿です。
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category: お知らせ・雑記

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