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我々が記録した愛知県防災航空隊の活動(主に訓練)を写真で紹介しています。

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平成26年8月31日 平成26年度愛知県・碧南市津波地震防災訓練  

投稿者:進藤(ADPC SUPPORTERS)

ご無沙汰しております。井手之上同様、私もこのワードから始まるエントリーばかりで申し訳ございません。
そしてあけましておめでとうございます。月末になってこの挨拶もどうかとは思いますが。。。

さて、私の投稿は昨年夏の離島対策訓練からストップしております。
撮影には出向くのですが、画像の用意や投稿がなかなか進みませんでした。
今更感も否めませんが、昨年夏以降に撮影した4件の訓練について本日から順次UPして参ります。
私の投稿する画像についてはいずれも映像からのキャプチャーです。
16:9の画像を投稿用に4:3にしていますので、構図がおかしなものもありますがご了承ください。

まず1件目は、平成26年8月31日実施の「平成26年度愛知県・碧南市津波地震防災訓練」です。
毎年行われる県と県内市町村(輪番)合同の総合防災訓練ですが、東日本大震災以降、津波対策に係る訓練も行われるようになりました。
今回の訓練は衣浦海底トンネルのすぐ東側にある「玉津浦グランド」をメイン会場に、碧南市内のいくつかの会場で訓練が同時進行されました。



1 水難救助(大浜漁港西側)

まず最初の航空関係訓練は航空自衛隊。
小牧基地救難教育隊のUH-60Jが水難救助を行います。
場所はちょうど碧南消防署の裏手です。


260831hekinan (1)

ホイストで舟艇を海面に降ろします。
このUH-60は強力なエンジンを搭載している分、ダウンウォッシュも相当なものになります。
我々は数十メートル離れた岸壁から撮影していますが、多量の水しぶきが降りかかりました。


260831hekinan (2)

舟艇を海に降ろすと同時に救難員がエントリー。舟艇からホイストを切り離した後、海面で舟艇を組み立て津波被災者の救助に向かいます。

ちなみにこの日の訓練空域の統制は、同じく小牧のU-125が行っています。
東日本大震災で各救助機関の航空機で空域が混雑したため、このように統制機を設定し、空域統制を行いながら訓練を進行する形式が震災以降とられています。(会場のフライトサービスは愛知防災で担当)



2 高所建物救助(トヨタ寮屋上)

次はメイン会場南側にあるトヨタ自動車の寮の屋上からの救助訓練。
まず愛知県警航空隊のアグスタA109(JA6922あかつき)が会場北側から進入。


260831hekinan (3)

以前はアグスタ機での救助はあまり見かけることがありませんでしたが、近年はちょくちょく目にします。

260831hekinan (4)

県警機動隊の広域緊急援助隊員がホイスト降下。SVを用いて救助を行います。

260831hekinan (5)

続いて愛知県防災航空隊(JA6792わかしゃち)の登場。
風などの影響で、県警航空隊とは反対の南側からの進入です。


260831hekinan (6)

県警ヘリと同様にSVでの救助を実施。降下する隊員はMTU副隊長、要救助者役はKJI副隊長です。


3 水難救助(大浜漁港)

メイン会場と道路を挟んだ北側の大浜漁港では水難救助が行われます。

260831hekinan (7)

愛知県警のBK117(JA6781あさやけ1)が会場北側から進入。
漁港の奥側、高圧鉄塔の左下に見えるのは碧南消防署のタワー。(望楼?)


260831hekinan (8)

隊員がスライド降下。近くには高圧電線も存在しています。
左下海面には要救助者役の警察官が確認できます。


260831hekinan (9)

SV使用で無事に救助。
BKは機体が小さく開口部も狭いので、OPがスキッド上で作業をする必要がありますね。
この地方では岐阜防災や福井防災もBK117を使用していますが、BSの機内引き入れなどは見ていてたいへんそうです。


260831hekinan (10)

次の愛知県防災航空隊の水難救助は、要救助者役に人形(ランディー)を使用するため、衣浦東部消防の消防艇が人形を設置します。

260831hekinan (11)

愛知防災わかしゃちが南側から進入します。
OPのKWI隊員と目が合います。。。
R:HDK隊員、L:YUR副隊長、P:FJT機長だったかな???


260831hekinan (13)

要救助者役が生体の場合に比べ、重さがない人形はダウンウォッシュでどんどん遠ざかってしまうこともあるようで。

260831hekinan (14)

要救助者と接触。SVを設定します。
後ろの岸壁では、ヘリのダウンウォッシュにより台風時のような波が立ち、係留されている船も大きく揺れています。

260831hekinan (15)

無事に救助しました。


4 救急搬送(メイン会場)

最後はメイン会場からの傷病者搬送。
実際はこれ以外にも航空機による訓練はいくつか行われていますが、会場が遠いので撮影できていません。


260831hekinan (16)

陸上自衛隊のUH-1(41848)がメイン会場場外に着陸。
手前で規制を行うのは愛知県警備業協会の災害協力支援隊員。
県内の警備会社に所属する警備員が災害派遣要員として指定されており、大災害時に被災地での警戒活動や交通誘導を行うための部隊です。


260831hekinan (18)

陸上自衛隊の1トン半救急車で搬送された傷病者が、自衛隊員と地元消防の救急隊員との協力により、ヘリに搬送されます。大災害時は異なる組織どうしの連携が重要ですね。

260831hekinan (17)

この画像のみどころは、左手の防災航空隊隊員。
会場地面に設置されたビニルひもがヘリのダウンウォッシュで飛散しそうになっているのを足で踏み、飛散を防止しているのです。たかがひも1本と思われるかもしれませんが、このひもがヘリのローターに触れたり、エンジンに吸い込まれたりすれば、大事故に繋がるおそれがあります。こういった小さな部分にまで気を遣わないと航空機の安全運行は成し得ないのです。


260831hekinan (19)

傷病者をヘリに収容。UH-1での救急搬送は担架をそのまま機内に載せる形です。
この後、岡崎市民病院まで傷病者を搬送しました。




さいごに・・・

以前からこのような総合防災訓練は行われてはいましたが、東日本大震災以降はやはり「津波」がクローズアップされるようになりました。津波で浸水した地域の建物からの救助は航空機に頼らざるを得ません。愛知県防災航空隊も東日本大震災の発災翌日から現地で救助活動を行い、3日間で64名を救助しています。
この記事内でも先ほど触れましたが、救助ヘリが入り乱れる空域では、それらを統制して効果的な運用を行う必要があることも先の震災で得た教訓ですし、国内の様々な救助機関が連携をとり救助活動を行うことが求められていることはいうまでもないでしょう。
それも普段からの訓練があってこそ可能となるものです。航空機を運行するにはどうしても騒音も発生しますし、会場付の立ち入り規制など、付近住民にとっては迷惑な事象も発生するのは事実です。しかしこれを行わなければいざというときに救助活動を行うことはできません。
この記事をご覧になった方々の防災航空機への理解が少しでも高まれば幸いです。(消防関係者や既に理解の深い方々くらいしかここにはいらっしゃらないような気もしますけど(ノ∀`)タハー)

なお、この訓練の前日から、歴史ある防災航空隊支援組織である福島県消防防災航空隊支援会のKNM氏が愛知県にいらっしゃり、この訓練その他諸々を視察。この訓練の前日には、我々ADPCサポーターズとKNM氏、そして福島防災「ふくしま」の元機長で、現在は愛知防災「わかしゃち」の機長であるFJT機長と意見交換会も行われました。
KNMさん、遠方からお越しいただきありがとうございました。
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